【FIRE×働き方の未来シリーズ 第8回】プロジェクト型労働はFIREと相性がいい?「常に雇われない」働き方という選択肢

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はじめに

前回は、FIRE後に起こりやすい
「仕事アイデンティティの揺らぎ」 について考えました。

その流れで気になってくるのが、

FIRE後、あるいはFIREに近づいたあと、
「どんな働き方なら無理なく続けられるのか?」
という点です。

最近よく聞くようになった
「プロジェクト型労働」
という働き方は、FIREとの相性がかなり良いのではないか、と感じています。

今回は、
「常に雇われていなくてもいい働き方」
という視点から、プロジェクト型労働とFIREの関係を整理してみます。


プロジェクト型労働とは何か

プロジェクト型労働とは、ざっくり言うと、

  • 期間が決まっている
  • 目的・成果が明確
  • 終われば一旦関係がリセットされる

という形で仕事をする働き方です。

正社員のように
「ずっと所属し続ける」
前提ではなく、

必要なときに、必要な分だけ関わる

というイメージが近いと思います。

フリーランス、業務委託、副業、顧問契約など、
形はさまざまですが、共通点は
“常時フルコミットしない” ことです。


なぜ今、プロジェクト型労働が増えているのか

背景には、いくつかの構造変化があります。

① 企業側も「固定雇用」を減らしたい

  • 人件費の固定化リスク
  • 専門人材を必要な期間だけ使いたい
  • 変化の早い環境への対応

こうした理由から、企業側も
「必要なときだけ頼む」働き方を選びやすくなっています。

② 働く側も「ずっと縛られたくない」

終身雇用が前提でなくなった今、
働く側も、

  • 仕事を選びたい
  • 時間をコントロールしたい
  • 1社に依存したくない

という意識が強くなっています。

ここに、FIREを目指す人の価値観とも重なります。


プロジェクト型労働がFIREと相性が良い理由

① 収入を「必要な分だけ」得られる

FIRE後にフルタイムで働く必要はありません。

  • 月に数万円
  • 年に数十万円

これだけでも、
資産取り崩しのスピードは大きく変わります。

プロジェクト型労働は、
「生活を補うための収入」 を作りやすい働き方です。


② 働く期間と休む期間を分けられる

正社員だと、
「忙しい時期」と「暇な時期」が混ざりがちです。

プロジェクト型なら、

  • 集中して働く期間
  • 完全に休む期間

を意識的に分けられます。

これは、
FIREで得たい“時間の自由”とかなり相性が良い と感じます。


③ 仕事アイデンティティに縛られにくい

前回触れた「仕事アイデンティティ」の話ともつながります。

プロジェクト型労働では、
「この会社の人」ではなく、
「この仕事を担当した人」 という関わり方になります。

役割が限定される分、
仕事と自分を切り離しやすくなります。


プロジェクト型労働の注意点

もちろん、良いことばかりではありません。

❗ 収入が不安定になりやすい

案件が切れると、収入はゼロになります。
FIRE前提なら問題ありませんが、
生活費をすべてこれに頼るのはリスクが高いです。

❗ 自己管理が必須

  • 営業
  • スケジュール管理
  • 体調管理

これらを自分でやる必要があります。
自由度が高い分、責任も増えます。

❗ スキルの棚卸しが必要

「何ができるのか」を言語化できないと、
プロジェクト型労働は成り立ちません。


FIRE視点でのおすすめポジション

FIREを目指す・FIRE後の立場で考えると、
プロジェクト型労働は
“主軸”ではなく“補助輪” として使うのが現実的だと感じます。

  • 投資収入がベース
  • 必要に応じてプロジェクトに参加
  • 無理なら断る

この関係性が保てると、
働くこと自体がストレスになりにくくなります。


「常に雇われない」という安心感

会社員は、
「常にどこかに所属している安心感」
があります。

一方、プロジェクト型労働は、

「どこにも所属していなくても生きていける」
という感覚を育ててくれる

そんな側面があります。

FIREを目指す過程で、
この感覚を少しずつ持てるようになるのは、
心理的にも大きな意味があると思います。


まとめ

プロジェクト型労働は、
FIREの代替ではありません。

でも、

  • 働き方の柔軟性
  • 収入の補完
  • 仕事との距離感

という点で、FIREと非常に相性が良い働き方です。

完全に辞めるか、フルタイムで働くか。
その二択ではなく、

「必要なときだけ、関わる」

という中間の選択肢があることを知っておくだけでも、
FIREのハードルは少し下がる気がします。

私自身も、
この“グラデーションのある働き方”を前提に、
FIREを考えていきたいと思っています。

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