前回の記事では、
👉 「連続増配株」
について整理しました。
その中で、
・毎年配当を増やす企業
・長期で配当が育つ企業
に注目する考え方をご紹介しました。
そして最近、
増配株と並んで注目されているのが、
👉 「累進配当」
です。
実際、
企業の決算説明資料や中期経営計画を見ると、
・累進配当方針
・累進的な株主還元
といった表現を見かける機会が増えています。
今回は、
👉 「累進配当とは何か」
というテーマについて整理してみたいと思います。
累進配当とは何か
累進配当とは、
👉 原則として配当金を減らさず、維持または増配を目指す方針
のことです。
簡単に言えば、
企業が株主に対して
👉 「できる限り減配しません」
と宣言している状態です。
連続増配との違い
ここで混同されやすいのが、
前回のテーマである
👉 連続増配株
です。
違いを整理すると、
連続増配
毎年配当を増やしている実績
累進配当
今後も減配しない方針
という違いがあります。
つまり、
連続増配は「過去の実績」
累進配当は「将来の方針」
と言えます。
なぜ累進配当が注目されるのか
理由はシンプルです。
投資家が最も嫌うものの一つが、
👉 減配
だからです。
例えば、
配当利回り4%で投資したとしても、
減配によって配当が半分になれば、
投資判断そのものが揺らぎます。
そのため、
👉 「減配しにくい企業」
は配当投資家から高く評価されます。
減配が与える影響
減配は単に配当金が減るだけではありません。
多くの場合、
👉 株価下落
も伴います。
なぜなら、
市場は
「業績に何か問題があるのではないか」
と考えるからです。
つまり、
減配は
- 配当収入減少
- 株価下落
という二重の影響を受けることがあります。
累進配当企業の魅力
累進配当企業の魅力は、
👉 将来の予測が立てやすい
ことです。
もちろん保証ではありません。
しかし、
企業として
「配当維持を重視する」
と宣言しているため、
投資家に安心感を与えます。
日本企業で増えている理由
近年、
日本企業でも累進配当を採用する企業が増えています。
背景には、
👉 株主還元重視への転換
があります。
特に、
- 商社
- 保険
- 銀行
- 通信
などの大型企業では、
累進配当を掲げるケースが増えています。
累進配当だから安心なのか
ここは重要です。
結論から言うと、
👉 累進配当でも絶対ではありません。
です。
例えば、
想定を超える業績悪化が起きれば、
方針変更もあり得ます。
そのため、
「累進配当だから安心」
ではなく、
👉 「減配を避けようとする姿勢がある」
と理解する方が適切です。
減配しにくい企業の特徴
配当投資家としては、
累進配当だけでなく、
企業そのものを見ることも重要です。
例えば、
安定した利益がある
景気変動に強い
財務が健全
借金が過大でない
長期的な競争力がある
市場シェアやブランド力がある
こうした企業は、
結果として減配しにくい傾向があります。
利回りよりも大事なこと
配当投資を始めたばかりの頃は、
どうしても
👉 利回り
に目が向きます。
私もめちゃめちゃ利回りしか見てなかったです笑
しかし、
長期投資になるほど重要なのは、
👉 「その配当が続くか」
です。
その意味で、
累進配当という考え方は、
非常に相性が良いと言えます。
投資思考とのつながり
投資思考シリーズでは、
👉 「一発の成果より継続」
というテーマを何度も扱ってきました。
累進配当も、
まさに同じです。
高利回りよりも、
👉 長く続く配当
を重視する考え方です。
未経験者が最初に見るべきポイント
もし今から配当投資を始めるなら、
単純な利回りランキングだけでなく、
- 増配実績
- 累進配当方針
- 財務状況
も確認することをおすすめします。
その方が、
長期では安心して保有できる可能性が高まります。
まとめ:累進配当は「配当を守る姿勢」に注目する考え方
累進配当とは、
👉 原則として減配せず、維持または増配を目指す方針
です。
連続増配が
👉 過去の実績
を見る考え方だとすると、
累進配当は
👉 将来の方針
を見る考え方です。
もちろん、
絶対に減配しない保証はありません。
しかし、
企業の株主還元に対する姿勢を知る上では、
非常に参考になる指標です。
その意味で累進配当は、
👉 「今の利回り」ではなく、
👉 「将来も続く配当」に注目する考え方
と言えるのかもしれません。
