ここまでのシリーズでは、
・連続増配株とは何か
・累進配当とは何か
について整理してきました。
その中で自然と出てくる疑問が、
👉 「結局、高配当株と増配株のどちらが良いのか」
というテーマです。
実際、
配当投資家の中でも考え方は分かれます。
・今の配当収入を重視する人
・将来の配当成長を重視する人
それぞれに理由があります。
今回は、
👉 「高配当株と増配株、どちらを選ぶべきか」
について整理してみたいと思います。
まず結論:正解は人によって違う
最初に結論を書くと、
👉 どちらが絶対に優れているということはありません。
なぜなら、
投資の目的によって求めるものが違うからです。
例えば、
・今すぐ配当収入を増やしたい人
・20年後の配当金を育てたい人
では選択肢も変わります。
そのため、
👉 「どちらが正解か」ではなく、
👉 「自分の目的に合うのはどちらか」
という視点が重要になります。
高配当株とは何を重視する投資か
高配当株は、
👉 今の配当利回りを重視する投資
です。
例えば、
- 利回り4%
- 利回り5%
- 利回り6%
など、
比較的高い配当収入を期待します。
高配当株の魅力
最大の魅力は、
👉 「すぐに配当金を実感しやすい」
ことです。
例えば、
100万円投資した場合でも、
高配当株の方が早い段階で配当金を受け取れます。
そのため、
- 配当収入を増やしたい
- FIREを意識している
- 配当金を再投資したい
という人には魅力があります。
増配株とは何を重視する投資か
一方で増配株は、
👉 将来の配当成長を重視する投資
です。
現在の利回りは高くなくても、
企業の成長によって
- 配当金が増える
- 株価も成長する
ことを期待します。
増配株の魅力
増配株の魅力は、
👉 「時間を味方にできる」
ことです。
例えば、
現在の利回りが2%でも、
10年後には配当金が倍近くになっているケースもあります。
つまり、
👉 「今の利回り」よりも
👉 「将来の利回り」
を重視する考え方です。
高配当株の弱点
もちろん高配当株にも弱点があります。
例えば、
👉 利回りが高すぎる企業
です。
なぜ利回りが高いのかを確認すると、
- 株価が下落している
- 業績が悪化している
ケースもあります。
そのため、
単純に利回りだけで選ぶのは危険です。
増配株の弱点
一方で増配株にも課題があります。
それは、
👉 「成果が見えるまで時間がかかる」
ことです。
配当金が育つには、
数年から十数年かかることもあります。
そのため、
すぐに配当収入を増やしたい人には、
少し物足りなく感じることもあります。
実は両方を組み合わせる人が多い
実際の配当投資家を見ると、
👉 高配当株だけ
あるいは
👉 増配株だけ
という人は意外と多くありません。
むしろ、
配当収入を支える高配当株
将来を育てる増配株
という形で組み合わせるケースが多いです。
日本株ではどう考えるか
日本株の場合、
近年は
- 累進配当
- 連続増配
を掲げる企業が増えています。
そのため、
👉 高配当でありながら増配も期待できる
企業も増えてきました。
例えば、
商社株や通信株、金融株などは、
その代表例として語られることが多いです。
FIREとの相性
FIREという視点で考えると、
高配当株は分かりやすい魅力があります。
なぜなら、
👉 今の配当収入
を増やしやすいからです。
一方で、
増配株は
👉 将来の配当収入
を育てる役割があります。
つまり、
FIREを目指す過程では、
両方の考え方が必要になることもあります。
投資思考とのつながり
投資思考シリーズでは、
👉 「二者択一で考えすぎない」
というテーマを扱ってきました。
高配当株と増配株も同じです。
どちらか一方だけではなく、
👉 「どう組み合わせるか」
を考えることが重要です。
未経験者が最初に意識したいこと
配当投資を始めたばかりの頃は、
どうしても
👉 高利回り
に目が行きます。
しかし、
長期投資という視点では、
👉 配当が成長するか
も同じくらい重要です。
(高配当株の減配の時のショックは想像以上ですし。。。)
そのため、
まずは
- 利回り
- 増配実績
- 配当方針
をセットで見る習慣をつけると良いかもしれません。
まとめ:高配当株と増配株は「役割が違う」
高配当株は、
👉 今の配当収入
を重視する投資です。
一方で増配株は、
👉 将来の配当成長
を重視する投資です。
どちらが優れているというより、
👉 役割が違う
と考える方が自然です。
その意味で、
配当投資は
👉 「高配当か増配か」
を選ぶ投資ではなく、
👉 「自分の目的に合わせて組み合わせる投資」
なのかもしれません。
