はじめに
FIREを目指していると、どうしても「お金の勉強」「投資の勉強」に力が入りがちですが、
その前に大切なのが 学び続ける習慣そのもの です。
…と言いながら、
正直に言うと、私自身は 継続が得意なタイプではありません。
続けようと思っていた読書も、
気づいたらスマホを見て終わっていたり…
気分が乗らない日も普通にあります。
だからこそ今回は、
「継続前提のストイックな学び方」ではなく、
続かない前提でも積み上がる“ゆるいリスキリング術” をテーマにまとめてみました。
「習慣=毎日長時間」ではない
習慣化というと、
- 朝5時起き
- 毎日1時間勉強
- 計画的に進める
といった厳しいイメージがありますが、
これは続けられる人のほうが珍しいと思っています。
本来の習慣化は、もっとゆるくていい。
むしろ大事なのは「ハードルを極限まで下げること」
- 本を開くだけ
- メモを1行書くだけ
- YouTubeで1つ学び系動画を見るだけ
- ChatGPTに1つ質問するだけ
この“1センチだけ動く”が、
スキルを複利的に伸ばすコツなんですよね。
続けるためのコツ①:アウトプットを「超軽く」する
人は、インプットだけだと飽きる ものです。
飽きると、続きません。
逆に、少しでもアウトプットすると、
楽しくなって、勝手に継続します。
例)
- 投資の勉強 → 1行だけ気づきをメモ
- 読書 → 良かったポイントを一言つぶやく
- AI活用 → 今日使ったコマンドを保存
- 経済ニュース → 自分の生活にどう関係しそうかひと言書く
「うまく書かなくてもいい」
「人に見せなくてもいい」
この“ハードルの低さ”こそ、継続の味方です。
続けるためのコツ②:学ぶテーマを固定しない
よく「テーマを絞りましょう」と言われますが、
長期間の学びでは逆効果なこともあります。
人の興味はゆらぐものなので、
テーマが揺れること自体が自然 なんです。
今日は投資
明日はブログ
週末はAI
気が向いたら英語
こんな気まぐれでいい。
むしろ、興味の向くほうに寄せていくほうが、
結果的に継続につながります。
続けるためのコツ③:学びの“記録資産”を作る
学びは、記録を残すと価値が伸びます。
- メモ
- ブログ
- Excel
- ノート
- SNSでもOK
大事なのは、
振り返れる形で残すこと。
「過去のメモを見る → 気づく → 成長が見える」
これだけで継続のモチベーションが湧きます。
※私の場合は、ブログに書いている内容が“記録資産”になっていて、
ときどき読み返すと「あ、成長してる」とまではいきませんが、
「あ、積み重なってきたかも」といった実感がわきます。
続けるためのコツ④:仲間や環境を使う
人は、自分に厳しくない。
でも、人とのつながりがあると続けやすいです。
- SNSで投資仲間をつくる
- 書いたものをシェアしてみる
- コミュニティに参加する
- 同じ目標を持つ人をフォローする
「人の存在」があるだけで、継続率は何倍にもなります。
FIREコミュニティは特に、
“比較競争”ではなく“ゆるい応援”の文化が強いので相性が良いです。
続けるためのコツ⑤:やめてもいい、休んでもいい
そして何より、
「続かなくてもOK」と思っておくこと。
休んだらダメ、
やめたら負け、
毎日やれ、
…こういう考え方は、継続を阻害します。
学びは 0か100ではありません。
- 今日は休む
- また明日からやる
- 気が向いたときに戻る
これでいいんです。
投資でも、学びでも、
続ける人は“完璧な人”ではなく、
戻ってくる人 です。
FIREとの関係で考えてみる
FIREを目指すとき、
リスキリングは「お金以外の安定装置」になります。
- 新しい働き方を選べる
- 好きなことを収入に変えられる
- スキルが複利的に効いてくる
- 学び続けることで「稼ぐ力の源泉」が維持される
ゆるく続けるだけで、
“人生の自由度”が少しずつ増えていく感覚があります。
FIREを目指すうえで、
この「ゆるく積み上げる力」は、
資産と同じくらい大切だと感じています。
まとめ
学びを習慣化するうえで大事なのは、
努力や根性ではなく、
続けられる環境の設計です。
今日からできる、ゆるいリスキリング術は:
- 1センチだけ動く
- アウトプットは「1行」でOK
- 興味が揺れても気にしない
- 記録資産を作る
- 休んでも戻ればいい
スキルは複利で育ちます。
急がなくて大丈夫です。
一緒に、ゆっくり積み上げましょう。
