ここまでのシリーズでは、
投資思考について
・投資はお金だけではないこと
・時間や意思決定も投資であること
・長期思考の重要性
などを整理してきました。
これらを考えるうえで、
避けて通れないテーマがあります。
それが
リスクです。
投資という言葉とセットで語られることが多いリスクですが、
実際には
・怖いもの
・避けるべきもの
というイメージで捉えられることも多いと思います。
ただ、
投資思考の視点で見ると、
リスクは少し違った意味を持ちます。
今回は、
リスクをどう捉えるかについて
整理してみたいと思います。
リスクは「危険」ではない
まず最初に整理しておきたいのは、
リスクという言葉の意味です。
一般的には、
・損をする可能性
・危険な状態
といった意味で使われることが多いですが、
投資の世界では
「結果の不確実性」
という意味で使われます。
つまり、
・うまくいく可能性もある
・うまくいかない可能性もある
という状態そのものがリスクです。
この視点で見ると、
リスクは必ずしも悪いものではなく、
選択の前提となるものとも言えます。
リスクを取らないこともリスクになる
リスクを避けたいと考えるのは、
自然な感覚です。
ただ、
ここで少し視点を変えると、
リスクを取らないこと自体にもリスクがある
ことに気づきます。
例えば、
・何も学ばない
・新しいことに挑戦しない
・現状維持を続ける
こうした選択は、
短期的には安全に見えます。
ただ長期的には、
・成長機会を失う
・選択肢が狭くなる
といった影響も考えられます。
つまり、
リスクは
取るか取らないかではなく、どのリスクを選ぶか
という視点で考えることができます。
小さなリスクと大きなリスク
リスクにはさまざまな種類があります。
・小さなリスク
・大きなリスク
・短期のリスク
・長期のリスク
投資思考では、
これらを区別して考えることが重要です。
例えば、
・少し時間を使って学ぶ
・新しいことに小さく挑戦する
こうした行動は、
比較的リスクが小さい一方で、
将来の可能性を広げることがあります。
一方で、
・何も準備せずに大きな判断をする
といった行動は、
リスクが大きくなりやすいです。
重要なのは、
リスクそのものではなく、
どの程度のリスクを、どのタイミングで取るか
というバランスです。
リスクと長期思考
リスクを考えるとき、
長期思考との関係も重要です。
短期で見ると、
・うまくいかない
・損をする
ように見えることでも、
長期で見ると
意味を持つことがあります。
例えば、
・学びへの投資
・経験への投資
・スキルへの投資
こうしたものは、
短期ではリターンが見えにくいですが、
長期では価値を生むことがあります。
投資思考では、
リスクを
時間軸とセットで考える
ことが大切になります。
FIREとリスクの関係
FIREという考え方も、
リスクと深く関係しています。
FIREでは、
・資産運用を行う
・長期投資を前提とする
といった選択を取ります。
これらは、
ある意味で
リスクを受け入れる行動でもあります。
ただし、
無理にリスクを取るのではなく、
・分散する
・長期で考える
・計画的に進める
といった方法で、
リスクと向き合っています。
これは、
リスクを避けるのではなく、
コントロールする考え方
とも言えます。
未達成者の今だから考えられること
FIREを達成していない段階では、
リスクという言葉に対して
慎重になることも多いと思います。
ただ、
日常の中で考えてみると、
・何もしないこと
・変えないこと
も一つの選択です。
そしてそれも、
長期的には
一つのリスクになります。
そのため、
リスクを完全に避けるというよりも、
どのリスクを選ぶかを考える
という視点が重要になってきます。
よく言われる話で私も実感があるのですが、
例えば、お昼を近場で食べようと思った時に、
行き慣れたところやチェーン店であれば安心感はあるので
リスクは低いということになりますが、
行ったことがないお店でご飯食べるというちょっとした冒険を
日常生活で入れた方が中長期的に人生は豊かになっていきやすいといった話です。
これは本当にその通りだと思うのですが、
あまり考えずにいつものお店に行くことが多いと思うので気を付けたいなと思います。
まとめ:リスクは選択の一部である
リスクという言葉は、
どうしてもネガティブに
捉えられがちです。
ただ、
投資思考の視点で見ると、
リスクは
意思決定の一部
とも言えます。
・リスクを取るかではなく、どのリスクを選ぶか
・短期だけでなく長期で考える
・コントロールする視点を持つ
こうした考え方によって、
リスクの見え方は
少し変わってきます。
投資思考とは、
不確実性を避けることではなく、
不確実性とどう向き合うか
を考える視点なのかもしれません。
