はじめに
FIREという言葉を聞くと、
「会社を辞めて自由になる」というイメージが強いですよね。
でも実際には、
会社員であり続けながらFIREを目指す人
が一番多いのではないでしょうか。
そして正直なところ、私自身も
「会社員のままFIREを目指すって矛盾してるのかな?」
と感じた時期があります。
でも、よくよく考えてみると、
辞めるかどうかは“最後に決めればいい話”であって、
過程ではなく結果の話なんですよね。
今回は、会社員という働き方とFIREが本当に矛盾するのか、
そして「企業に残る」という戦略がどんな価値を持つのかを、
一緒に整理してみたいと思います。
「会社員×FIRE」は矛盾ではなく“最も現実的なルート”
まず結論から言うと、
会社員として働き続けることとFIREは矛盾しません。
むしろ、以下の理由から
“最も現実的で達成率が高いFIREルート”です。
① 給与という安定収入がある
毎月の給与があるからこそ、
- 積立投資
- NISA
- iDeCo
などを継続できます。
完全フリーになると、この“安定土台”がなくなるため、精神的負担が増えます。
② 社会保険の恩恵が大きい
会社員は、
- 厚生年金
- 健康保険の手厚さ
- 傷病手当金
- 失業保険
など、社会保障が充実しています。
FIRE後に「会社員で良かった」と思う場面は少なくないはず。
③ FIRE後の選択肢が増える(辞めても戻れる)
会社員を経験したことがある人は、
なんだかんだで再就職・副業・パラレルワークの選択肢が多いそうです。
FIREを目指す途中で
「やっぱり別の働き方を試したい」
と思い立ったとき、会社員経験は強力な武器になります。
会社員でいるメリットは意外と“再現性が高い”
SNSでは、
「好きなときに働ける生き方」
「脱会社員」
といった魅力的な言葉が並びます。
でも、冷静に考えると、
FIREに必要な土台を最も整えやすいのは会社員です。
- 毎月の収入
- 社会保険
- 信用(ローン審査など)
- 年金の積み上げ
- スキルを学べる環境
これらがある状態で投資を続けられるのは大きい。
いわゆる「サイドFIRE」や「ゆるFIRE」を目指す人に、会社員はもっとも相性がいい働き方と言えます。
「会社員を続ける=我慢」ではない
会社員という働き方にネガティブな印象を持つ人も多いと思います。
私自身、そう感じた瞬間は何度もあります。
- 人間関係が面倒
- 昇給が少ない
- 会議が多い
- 意味のない業務がある
ただ、FIREを目指すという視点で見ると
“会社員を続ける意味” が少し変わってきます。
🔸 会社員は「自分の時間を買う装置」と考えてみる
給与が安定しているからこそ、
生活や資産形成が安定し、
その分「人生の選択の自由度」が広がります。
会社員でいる期間は、
「将来の自由を買っている時間」
と考えることもできます。
FIRE後の働き方ともつながる「企業に残る戦略」
会社員として働き続けることは、
FIRE達成後の“働き方の柔軟性”にも影響します。
① 人脈・信用が残る
「FIREしたあとも仕事をお願いしたい」と声がかかることもあります。
② スキルが磨かれる環境
会社は、実は“無料のスキルアップ環境”でもあります。
大企業ほど制度や研修が充実しています。
③ サイドFIREに移行しやすい
会社員→短時間勤務→副業強化→サイドFIRE
という流れはとても自然です。
完全に辞めてゼロから自由を作るより、
“滑らかに働き方を変えていく” ほうが不安も少なく、現実的です。
まとめ
SNSでは派手なFIRE像が語られますが、
実際にFIREを目指すルートとしては
会社員×投資 × 少しの副収入
が最も安定していて、精神的にも現実的です。
会社員だからこそできることは多く、
「辞めないとFIREじゃない」ということもありません。
むしろ、
辞めるかどうかを最後に選べる状態こそFIRE
だと私は思っています。
焦らず、比べず、自分のペースで。
会社員という働き方を、“FIREに近づくための土台”として使っていきましょう。
