ここまでのシリーズでは、
投資思考について
・投資はお金だけではないこと
・時間や意思決定の考え方
・仕事やリスクとの関係
などを整理してきました。
その流れの中で、
自然とつながってくるテーマがあります。
それが、
会社に依存しない思考
です。
この言葉を聞くと、
転職や独立といった行動を
イメージするかもしれません。
ただ、
ここで考えたいのは
行動そのものではなく、
どのような前提で働くか
という思考の部分です。
今回は、
投資思考の視点から
このテーマを整理してみたいと思います。
会社に依存するとはどういう状態か
まず、
「会社に依存する」という状態を
少し整理してみます。
例えば、
・収入のほとんどを会社に依存している
・スキルが特定の環境に依存している
・評価や立場が会社に依存している
こうした状態では、
環境が変わったときに
影響を受けやすくなります。
もちろん、
会社に所属すること自体が
悪いわけではありません。
ただ、
依存の度合いが高くなると、
選択肢は少し狭くなります。
投資思考で見るキャリア
投資思考の視点でキャリアを見ると、
少し違った見え方になります。
キャリアは、
時間と能力の投資の積み重ね
とも言えます。
・どんなスキルを身につけるか
・どんな経験を積むか
・どの環境で働くか
これらはすべて、
将来の価値に影響します。
この視点に立つと、
会社は
自分の資源を投資する場所の一つ
として捉えることができます。
「依存しない」とは離れることではない
ここで重要なのは、
「依存しない」という言葉の意味です。
これは必ずしも、
・会社を辞める
・独立する
といった行動を
意味するわけではありません。
むしろ、
どこにいても通用する状態を目指す
という考え方に近いです。
・スキルが汎用的である
・経験が他でも活かせる
・環境が変わっても対応できる
こうした状態であれば、
特定の場所に依存せずに
働くことができます。
選択肢がある状態を作る
投資思考の観点で見ると、
重要なのは
選択肢を持つこと
です。
・続けることもできる
・変えることもできる
この両方がある状態は、
精神的な余裕にもつながります。
逆に、
・辞めたくても辞められない
・選択肢が限られている
という状態は、
依存度が高いとも言えます。
そのため、
日々の積み重ねの中で
選択肢を広げる方向に投資する
という視点が重要になります。
リスクとの関係
会社に依存しない思考は、
リスクの考え方とも関係しています。
例えば、
・一つの収入源に依存する
・一つのスキルに依存する
こうした状態は、
見方を変えると
リスクが集中している状態とも言えます。
投資の世界では、
分散という考え方がありますが、
キャリアにも
同じような考え方を
当てはめることができます。
・スキルの分散
・経験の分散
・収入源の分散
こうした視点は、
依存を減らす一つの方法になります。
FIREとのつながり
FIREという考え方も、
このテーマと深く関係しています。
FIREでは、
・資産を持つことで
・収入源を分散し
会社に依存しない状態を
目指します。
ただ、
ここで重要なのは、
FIREはあくまで一つの手段であり、
依存しない状態を作る方法の一つ
だという点です。
投資思考という意味では、
FIREに限らず、
・スキル
・経験
・資産
といったものを組み合わせて、
選択肢を広げていくことが
本質に近いように思えます。
未達成者の今だから考えられること
FIREを達成していない段階では、
会社で働くことが
生活の中心になります。
その中で、
・どんなスキルを積むか
・どんな経験を選ぶか
といった判断は、
将来の状態に
少しずつ影響していきます。
大きな変化ではなくても、
依存度を少しずつ下げていく選択
は、
日常の中でも
積み重ねることができます。
まとめ:依存しないとは選べる状態である
会社に依存しない思考とは、
特定の場所から離れることではなく、
選択肢を持てる状態を作ること
とも言えます。
・スキルを積み重ねる
・経験を広げる
・資産を形成する
こうした要素が重なることで、
依存の度合いは
少しずつ変わっていきます。
投資思考とは、
そのプロセスを
長期的な視点で捉える考え方
なのかもしれません。
日々の小さな選択が、
将来の自由度を
少しずつ広げていく。
その積み重ねが、
「依存しない状態」に
つながっていくように思います。
