FIRE視点で見る「外貨」ってアリなの?リスクと活用法を整理してみる

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FIRE(経済的自立・早期リタイア)を目指して投資をしていると、
「外貨ってどうなの?」という問いが一度は頭をよぎりますよね。

円だけじゃ不安、かといって為替リスクは怖い…。
外貨を保有することはFIREの実現に近づくのか、それともリスクが大きいのか?

今回は、FIRE目線での「外貨活用」のメリット・デメリットを整理してみます。


なぜFIRE視点で外貨を考えるのか?

FIREを目指すうえで、以下のような「外貨に対する期待と不安」がよく挙がります。

  • ✅ 円安で資産が目減りするのが不安
  • ✅ 外貨建て商品(米国株・ETF・外貨預金など)に興味がある
  • ✅ 配当や利息収入を“ドル”などで受け取りたい
  • ✅ でも為替リスクや税金の扱いがよく分からない

そこでまず、FIREの3本柱である「①収入源の確保、②支出の最適化、③資産運用」のうち、
③資産運用において外貨がどう影響するのかを見ていきます。


外貨を持つことのメリット

1. 為替ヘッジになる(円だけのリスクを避ける)

長期的に円の価値が下がる可能性もあり、外貨を保有することで通貨分散ができます。
円安が進めば、外貨資産の評価額は上がります。

2. 高利回り商品が選べる(外貨預金・社債・ETFなど)

米ドルをはじめとした外貨には、円よりも高金利の運用先が豊富です。

たとえば2025年現在、米ドルの政策金利は約4~5%
景気にも金利は左右されやすいので今は少しずつ下がってきている状態と思っています。
一方、日本の預金金利は0.1%程度にとどまっています。
最近は少しずつ上がっているとはいえ、0.2%くらいが平均となっている印象です。

つまり、同じ預けておくなら外貨の方が利息収入を得やすいのが現実。
特に米ドル建ての外貨預金や高配当ETFは、FIRE層に人気があります。

3. 米国株・ETFなどをダイレクトに保有できる

外貨建て口座があれば、為替コストを抑えてドルで直接投資が可能になります。
FIRE後の配当収入をドルでもらう設計もできますし、外貨のまま再投資することで効率的に資産を回せます。


外貨を持つことのデメリット

1. 為替リスクがある(評価額が変動)

外貨建て資産は為替レートによって円換算時の価値が上下します。
利益が出ていても、円高になると目減りしてしまうことも。

FIRE後に円で生活する場合、受取額が読みにくいのは注意点です。

2. 両替コスト・為替手数料がかかる

外貨預金やFXでは手数料が高め
ETFなどは証券口座を活用することでコストを抑えることが可能です。

証券会社によっては「為替スプレッド無料キャンペーン」もあるので、うまく使えばコストは抑えられます。
ただ、キャンペーンで多いのは日本円から外貨へというパターンなので、戻す場合には手数料がかかることが多いかなと思っています。

3. 税制や管理が少し複雑

外貨資産は税務上の扱いがやや特殊
たとえば外貨預金の為替差益は雑所得として申告が必要になるなど、一定の理解が求められます。
私もこの辺りは勉強が必要。。。汗


FIREで外貨を使う“ちょうどいい距離感”とは?

筆者自身もFIREを目指して株で投資を続けていますが、
外貨はあくまで「資産の一部に取り入れる補完的存在」と考えています。

1.実はおいしいこともある外貨預金

最後に外貨預金の意外なメリットですが、
一定の金額以上を外貨預金や投資信託などのリスク資産で持っていると、
ATM手数料や他口座への振り込み手数料が無料になるというサービスを提供している銀行がいくつかあります。私が外貨預金を少しやっている理由は実はこれです笑

どんなにキャッシュレスが進んでも現金を全く使わないということは難しいので、いつかATMを使います。その時に何百円かとはいえ取られるのが個人的に結構嫌なので(ケチ笑)、だったら外貨を一定基準以上預けておいて手数料ゼロにしてやる!と思って始めました笑

手数料ゼロのために始めた外貨預金ですが、
投資目線でも意味がありそうなのでひとまずホッとしています笑


おわりに:外貨は「FIRE生活の防御力を上げる選択肢」のひとつ

米ドルの高金利や海外ETFの利回りなど、魅力的な要素は多いですが、
為替変動リスクや税制面を理解したうえで自分に合った“距離感”で使っていくのが理想です。
急激な円安円高などが発生することを目の当たりにすると外貨で攻めるというよりも
外貨も使って守る、という発想の方が自分には合ってそうです。

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