【FIRE×健康・体・コンディションシリーズ 第4回】 FIRE後に運動習慣を作るのが意外と難しい理由

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前回は、FIRE後の生活で効いてくるのは
お金や時間だけでなく、
**「体力という見えない資産」**である、という話をしました。

体力を維持するうえで、
多くの人が真っ先に思い浮かべるのが
「運動」だと思います。

FIRE後は時間が増える。
だから運動もしやすくなるはず。
そう考えるのは自然です。

ただ、実際の発信や話を見ていると、
FIRE後に運動習慣を作るのは、意外と難しい
という声も少なくありません。

今回は、
なぜこのズレが起きるのかを、
意志や努力ではなく、
構造や環境の視点から整理してみます。


「時間がある=運動できる」ではない

運動が続かない理由として、
よく挙げられるのが
「忙しいから」というものです。

そのため、
FIRE後のように時間が増えれば、
自然と運動できるようになる、
と思いがちです。

ただ、前回までの話とも重なりますが、
時間が増えることは、
行動が増えることとイコールではありません。

・今日はいつでもできる
・明日でも問題ない
・急ぎではない

こうした状態は、
一見余裕があるようで、
行動の優先順位を下げる
という作用も持っています。

運動は、
やらなくても今日が回ってしまう行動です。
だからこそ、
時間が無限に感じられるほど、
後回しにされやすくなります。


仕事が担っていた「半強制の運動」

現役で働いている間、
多くの人は意識せずとも
ある程度体を動かしています。

・通勤で歩く
・外に出る
・立ったり移動したりする

これらは、
「運動している感覚」はなくても、
生活の中に組み込まれた
半強制的な運動でした。

FIRE後は、
この半強制が一気になくなります。

・外出しなくても生活できる
・一日中家にいても問題ない
・移動量が極端に減る

その結果、
「運動しよう」と
意識的に決めない限り、
体を動かす機会がほとんどなくなる、
という状態が起こりやすくなります。


運動が「特別なイベント」になると続かない

FIRE後に運動が続かなくなる背景には、
運動が
日常ではなく、特別なイベント
になってしまうこともあります。

・よし、運動するぞ
・今日は気合を入れて
・時間を確保して

こうした構えは、
一時的な行動にはつながりますが、
習慣化には向きにくい。

運動が
「やる気がある日だけやるもの」
になると、
やらない日が増えるのは自然です。

FIRE後の生活では、
予定や締切が少ない分、
運動を特別扱いすると、
かえって生活から浮いてしまいます。


問題は意志ではなく「配置」

ここまで整理すると、
運動習慣が続かない理由は、
意志の弱さではなく、
生活の中での配置
にあるように見えてきます。

・どのタイミングで
・どんな流れで
・どれくらいの負荷で

運動が生活に組み込まれているかどうか。

FIRE後の運動は、
「頑張ってやるもの」ではなく、
やらないと気持ち悪い状態を作れるか
がポイントになりそうです。

これは、
体力を「資産」として扱う、
という前回の考え方ともつながります。


未達成者の今だからこそ考えたい視点

FIRE未達成の今は、
仕事が生活リズムをある程度作ってくれています。

だからこそ、
「FIRE後は時間ができたら運動しよう」
と考えがちです。

ただ、ここまでの話を踏まえると、
FIRE後にいきなり
理想的な運動習慣を作るのは、
現実的ではないかもしれません。

むしろ、
今の生活の中で、
・運動を特別扱いしない
・体を動かす前提を作る
・ゼロに戻らない構造を作る

こうした視点を持っておくほうが、
FIRE後にも引き継ぎやすいように感じます。


まとめ:運動習慣は「意思決定」を減らすほど続く

FIRE後に運動習慣を作るのが難しい理由は、
時間がないからでも、
意志が弱いからでもありません。

・半強制の運動が消える
・優先順位が下がる
・運動が特別なイベントになる

こうした構造の変化が、
運動を続けにくくしています。

FIRE後の運動は、
「やる気」に頼るものではなく、
意思決定をできるだけ減らす設計
として考える。

体力という見えない資産を守るために、
この視点は、
未達成の今からでも
十分に意味があると思います。

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