FIRE(Financial Independence, Retire Early)を目指す中で、資産運用や節約については日々意識しているつもりだけど、「健康」についてはどうだろう?
最近ふとそんなことを考えるようになりました。
自由な時間が増えたら、やりたいことはたくさんあります。でも、それを支えるのはやっぱり「健康な身体」。経済的に自由になってもあちこち痛くて思ったことができないなんて嫌!ってやっぱり思います。
そこで今回は、FIREと健康、特に医療費リスクや“予防投資”としての健康への支出について、調べたり感じたりしたことをまとめてみます。
なぜFIREと健康は切っても切れないのか?
FIRE後の生活って、ある意味「定年後の人生」の前倒し。
時間も自由、お金もある程度管理されていて、理想の暮らしに近づきます。
でも、やっぱりベースになるのは健康。
- 病気やケガで医療費がかさむ
- 定期的な健康診断の機会が減る(会社員をやめると…)
- 長期療養で生活の質が落ちる
- 年齢とともに体力や免疫力が自然と下がってくる
だからこそ、「健康」も資産形成と同じように戦略的に考える必要があると感じています。
医療費リスクはどれくらい?
実際に、一人あたりの医療費は65歳以上で年間約75万円程度ともいわれています(厚労省調べ)。
高額療養費制度などでカバーできる部分もあるとはいえ、慢性疾患や薬代などの**“ジワジワ系”出費**が重くのしかかってくることも。
特にFIRE後は「収入が限られる」ケースが多いため、想定外の出費への備えがますます重要になります。
予防こそ最大の投資?健康への“攻めの支出”
資産運用では「守り」も大事だけど、「攻め」も大事。
健康も同じで、「治療」よりも「予防」に投資した方が、長期的に見てコスパが高いという考え方があります。
✅ 健康への“予防投資”の具体例
- ジム通い・運動習慣
→ 筋肉量や代謝の維持で生活習慣病を防止。転倒・骨折リスクの軽減にもつながる。 - バランスの取れた食生活
→ 外食やジャンクフードばかりではなく、自炊中心に。たんぱく質・ビタミン・ミネラルなどを意識。 - 睡眠への意識と投資
→ 睡眠の質を上げるための寝具、環境整備、デジタルデトックス。免疫力にも直結。 - 定期的な健康診断・人間ドック
→ 会社を離れた後こそ、意識して継続。異変の早期発見が命を救う。 - 歯のメンテナンス(歯科投資)
→ 意外と見落とされがちだが、歯周病は全身疾患のリスクも高める。口腔ケアも将来の医療費圧縮に。
つまり、健康にかけるお金は**“将来の医療費削減+日々のQOL向上”というリターンを生む投資**なんですよね。
医療保険は必要か?どう考える?
民間の医療保険に関しては「必要・不要」で意見が分かれるところ。
私自身はこんなスタンスです。
- 高額療養費制度+ある程度の貯蓄があるなら最低限でもOK
- 遺伝的なリスクがある場合や、入院歴がある人は加入検討もアリ
FIRE後の保険料が毎月重く感じるようなら、**「保険ではなく医療費相当分を自分で積み立てておく」**という考え方もありますね。
FIREと健康:セットで考えるべき理由
よく考えると、「FIREして好きなことをする」ためには、
時間・お金・健康の3つがそろって初めて成り立つんですよね。
お金があっても、体力や気力がなければ旅行も趣味も楽しめないし、
逆に、健康だけでも自由な時間がないとやりたいことが制限されてしまう。
だから「健康」って、FIRE戦略の“もうひとつの柱”なのかもしれません。
まとめ:資産運用だけじゃない、“身体への投資”も忘れずに
FIREに向けて、コツコツと投資を続けているけれど、
最近は「運動」や「毎日の食事」も、資産形成の一部だと思うようになりました。
- 健康は“将来の医療費削減”というリターンを生む投資
- FIRE後の暮らしを楽しむには、健康な身体が必要
- 健康保険・医療制度も理解しておくと不安が減る
- 定期的な予防・メンテナンスこそ最強の戦略
これからも「資産」だけじゃなく「身体」にも投資して、
FIRE後の人生をできるだけ長く、元気に楽しめるようにしたいですね。

