はじめに
前回は「FIREには、お金だけでなく“選べる自分”を支えるスキルが必要」という話をしました。
今回のテーマは、
では、どんなスキルを育てればいいのか?
というところです。
「スキルを身につける」と聞くと、
どこか大げさで難しく感じてしまうかもしれません。
でも実際は、
今の時代の変化を踏まえて、育てる方向を選んでいくだけでOK だと思っています。
私自身もまだ模索中ですが、一緒に整理してみましょう。
「AIに代わる仕事」と「AIと共に進化する仕事」
いきなり本題ですが、
今の時代にスキルを考えるうえで無視できないのが AI(人工知能)の存在 です。
ここではフラットに見ていきます👇
AIに代わりやすい仕事の特徴
- 繰り返しが多い
- 正解が決まっている
- 手順を言語化しやすい
具体例
- データ入力
- 定型報告書の作成
- マニュアル対応の問い合わせ
こういったものは、AIのほうが速く・安く・正確にこなせてしまいます。
逆に
AIと共に価値が上がる仕事の特徴
- 相手の気持ちを扱う
- 文脈を理解し、要約する
- 0→1、1→2の提案ができる
- 人と信頼を築く
具体例
- 企画・編集・調整
- コミュニケーションが中心の仕事
- 文章や情報を整理して届ける仕事
- 教える・導く仕事
こちらは、人の判断・共感・信頼が必要な分、価値が下がりません。
「価値が上がるスキル」と「価値が下がるスキル」
ここで、一度まとめて整理してみます👇
| 種類 | 価値が上がるスキル | 価値が下がりやすいスキル |
|---|---|---|
| 特徴 | 思考・提案・対話・調整 | 繰り返し・入力・計算中心 |
| 例 | 企画・分析・編集・交渉・文章化 | 作業的な事務、単純な報告作成 |
| FIREとの相性 | ずっと使える資産型スキル | 年齢とともに価値が落ちやすい |
この表を見て、「あ、これか…」と何か感じた方は、たぶんもう“方向性”は見えています。
スキルって、
量ではなく方向 が大事です。
私が「これは大事だな」と感じているスキル
ここからは、私自身の実感です。
以下のスキルは、FIREを目指す人に相性が良いと感じています👇
① 情報整理力
情報を集めるだけでなく、
「自分はこう考える」とまとめられる力。
投資でも、生活でも役に立ちます。
② 文章で伝える力
ブログ、メール、SNS、企画書…
文章はすべての基礎です。
「話すより書くほうが難しい」と言われますが、
書ける人は話すのも上手くなります。
③ 小さく稼ぐ力
・note
・ブログ
・動画
・単発のスキル提供
など、
時給や固定雇用に依存しない働き方 を、少しでも持っておくこと。
これが「選べる自分」の基盤になります。
いきなり大きな目標にしない
ここまで読むと、少し身構えてしまうかもしれませんが、
「できることを、できる範囲で」
で大丈夫です。
私も含めて、
人は急には変われません。
でも、
方向が正しければ、進むスピードは関係ない。
その積み重ねが、未来の自分の安心につながっていきます。
まとめ
今回の話をシンプルに言えば、
- AIに代わる仕事 → 減っていく
- AIと相性の良い仕事 → 伸びていく
- だから、伸びる側に少しでも立っておこう
です。
そして、FIREは
「働く or 働かない」ではなく、
働きたいときに働ける自由
を持つこと。
そのための基盤となるのが、
リスキリング(学び直し) です。
焦らなくていいので、
少しずつ一緒に育てていきましょう。

