30代・40代・50代で変わる!FIREに向けた資産形成と投資配分の話
「FIREを目指したいけれど、自分の年代だとどんな戦略が現実的なんだろう?」
こんな疑問を持つ方、多いのではないでしょうか。
今回は、FIREを目指すにあたって年代ごとの資産形成・投資配分の考え方をまとめました。
早くから準備できる30代と、時間との戦いになる50代ではまったく違うアプローチになります。
とはいえ、絶対というわけではないですし、投資できる金額や生活によって動き方は大きく変わるのであくまでも目安になります。
🔶 30代:リスクを取って攻められる“仕込み期”
▶︎ 特徴
- 資産形成のスタート時期
- 時間を最大限に味方にできる
- 収入はまだ少なめでも、積立額を増やしやすい時期
▶︎ 投資配分の考え方
- 積極的に株式(国内・海外)中心のリスク資産
- 積立NISAやiDeCoで長期・積立・分散を徹底
- 月数万円でも複利効果が10年単位で後に大きく効く
▶︎ その他のポイント
- 生活コストをコントロールして貯蓄率アップ
- 「副業・転職で収入を上げる」がリターン最大
🔷 40代:FIREに“距離感”が見えてくる加速期
▶︎ 特徴
- 家族・住宅・教育費など支出が増えるタイミング
- 収入も増えてくるので、投資額を増やしやすい
- FIREまでの期間が「見えてくる」
▶︎ 投資配分の考え方
- 株式多めでOKだが、リスク管理も徐々に意識
- 生活防衛費+現金比率10〜20%で安心感を
- 「高配当株」「米国ETF」などインカム戦略も検討
▶︎ その他のポイント
- ライフプランに合わせた“出口戦略”を考え始める
- 教育費ピーク前後で投資額を一時的に抑えるのもアリ
🔸 50代:セミリタイアも視野に入る調整期
▶︎ 特徴
- FIRE達成が「現実的な選択肢」になる
- 生活水準や働き方の見直しが重要に
- 「もう少し働く」が選べるなら選択肢は広がる
▶︎ 投資配分の考え方
- 株式と債券・現金を半々くらいにリバランス
- 「取り崩しシミュレーション」を始める
- セーフティとして年金・退職金の見通しもチェック
▶︎ その他のポイント
- セミFIRE(少し働きながらリタイア生活)を選ぶ人も多い
- 住宅ローン完済&子の独立で支出が一気に減る可能性も
✅ FIREに向けた“年代別の考え方”まとめ
| 年代 | 主な戦略 | 投資スタイル | 特記事項 |
|---|---|---|---|
| 30代 | 仕込み期 | 株式中心・積立投資 | 副業・転職で収入アップも狙う |
| 40代 | 加速期 | 高配当+積立のMIX | 教育費や住宅費とのバランス |
| 50代 | 調整期 | 債券や現金の割合アップ | 取り崩し計画とFIREタイミング |
✏️ さいごに
FIREを目指すとき、「自分の年齢で何を優先すべきか?」という視点はとても大切です。
私は20代から投資を始めましたが、リーマンショックでやや離脱というか、ほぼ塩漬けで何もしていない期間もあったので、思考停止せずに勉強しつつあれこれやっておけば…という気持ちもあります。
一方で、40代からの加速、50代からの再設計も“まだ間に合う選択肢”として十分あり得るとも思います。
それぞれのライフステージに合った戦略で、
ムリなく、でも着実にFIREへの道を歩いていけたらいいですね。

