これまでの「FIRE×お金の使い方シリーズ」では、
お金をどう使うか、どう考えるかを中心に整理してきました。
10回を通して感じたのは、
お金の話を突き詰めていくと、
必ず 「お金以外の要素」 に行き着くということです。
その中でも、特に避けて通れないのが
健康・体・コンディション だと思います。
そこで今回から、テーマを少し広げて、
「FIRE×健康・体・コンディション」という切り口で
改めて整理していきます。
私はまだFIRE未達成者ですが、
未達成だからこそ、
事前に考えておきたいテーマでもあります。
なぜFIRE後に「健康」が急に重くなるのか
現役で働いている間、
健康は「大事ではあるけれど、最優先ではない」
という位置づけになりがちです。
多少無理をしても、
仕事は回り、収入も入る。
体調が万全でなくても、
生活は何とか成り立ちます。
一方、FIRE後はどうでしょうか。
・働かなくてもいい
・時間の制約が減る
・自由度が高い
こうした状態になると、
生活の質を左右する要素が
一気に「体の状態」に集約されていきます。
時間があっても、
体調が悪ければ動けない。
お金があっても、
体力がなければ楽しめない。
FIRE後に健康が重くなるのは、
健康が失われたからではなく、
他の制約が減るから
だと考えると、少し分かりやすくなります。
お金と違って「後から取り戻しにくい」
健康がFIRE後の重要テーマになる理由の一つは、
お金と違って、後からまとめて取り戻せない
という点にあります。
・収入は後から増やせる
・支出は調整できる
・資産は運用で回復する可能性がある
一方で、
体力やコンディションは
時間とともに自然に蓄積されるものではありません。
FIRE後に
「もっと体を大事にしておけばよかった」
と感じても、
その時間は戻ってこない。
だからこそ、
FIRE後の生活を考えるとき、
健康は「コスト」ではなく
前提条件として扱われるようになります。
健康は「気合」ではなく「環境」で決まる
健康というと、
どうしても
・意志の強さ
・努力
・自己管理
といった話になりがちです。
ただ、FIRE後の健康を考えるとき、
それだけでは足りないように感じます。
・生活リズム
・人との関わり
・日常の過ごし方
・お金の使い方
こうした 環境要因 が、
体調や気分に与える影響は非常に大きい。
FIRE後は、
仕事という強制力がなくなる分、
環境を自分で設計しないと、
体調も生活も簡単に崩れます。
このシリーズでは、
健康を「頑張るもの」ではなく、
設計するものとして扱っていきたいと思います。
未達成者の今だからこそ考える意味
「FIRE後の健康」と聞くと、
達成してから考える話のように
感じるかもしれません。
ただ、
FIRE後の生活は、
突然別物になるわけではなく、
今の生活の延長線上にあります。
・今の生活リズム
・今の体の使い方
・今のストレスとの向き合い方
これらが、
FIRE後に自然と引き継がれていく。
だからこそ、
未達成の今の段階で、
「健康がどんな役割を持つのか」
を整理しておく意味は大きいと思います。
このシリーズで考えていきたいこと
この「FIRE×健康・体・コンディションシリーズ」では、
正解や理想像を提示するつもりはありません。
代わりに、
・なぜ健康が重要になるのか
・どこでつまずきやすいのか
・どう考えると無理が少ないのか
そうした視点を、
一つずつ整理していきます。
お金の次に向き合うテーマとして、
健康をどう位置づけるか。
このシリーズが、
FIRE後の生活を
少し現実的に、少し安心して考えるための
材料になれば嬉しいです。
