【投資スタイル比較シリーズ第1回】高配当株投資の魅力と注意点：FIREを目指す人におすすめの投資スタイル

はじめに

FIRE（経済的自立・早期リタイア）を目指す人にとって、どの投資スタイルを選ぶかは大きなテーマです。
本記事は「投資スタイル比較シリーズ」の第1回目として、人気の高い 「高配当株投資」 を取り上げます。

安定した配当収入は不労所得として生活費を支える柱になりますが、一方でリスクも存在します。ここでは、高配当株投資の魅力と注意点を整理し、FIREとの相性を考えてみます。

高配当株投資の最大の魅力は、定期的に得られる配当金。
働かなくても株を持っているだけで収入が得られるため、FIRE後の生活費の一部をカバーできます。

株価は変動しても、企業が安定して利益を出していれば配当は継続されやすいです。特に、連続増配企業や成熟した大企業の株は安心感があります。

配当が入ることで「お金が増えている」実感を得やすく、投資を続けるモチベーションになります。FIREを目指す過程でも心強い支えになるでしょう。

配当は保証されたものではなく、業績悪化や方針転換で減配・無配になるリスクがあります。

高配当株は成熟企業が多いため、株価の値上がり益は限定的なこともあります。インデックス投資のような「資産の大きな伸び」にはつながりにくい場合も。

日本株の配当金には20.315％の税金がかかります。FIREを意識するなら、課税後の利回りで考える必要があります。NISA枠も有効に使いたいですね。

高配当株投資は、FIREとの相性が非常に良いスタイルです。

ただし、完全に高配当株だけに依存するのではなく、インデックス投資や不動産投資と組み合わせて「分散」することが重要とも言われています。
このあたりは次回以降で触れていきたいと思います。

高配当株投資は「不労所得を実感しやすい投資スタイル」としてFIRE志向者に人気があります。
一方で、減配リスクや成長性の乏しさといった注意点もあるため、分散投資を前提に取り入れるのがおすすめです。

本シリーズの次回は「インデックス投資」を取り上げ、FIREとの相性をさらに深掘りしていきます。