【FIRE×健康・体・コンディションシリーズ 第2回】 FIRE後、時間が増えても体調が良くなるとは限らない

トピックス

前回は、FIRE後の生活を考えるうえで、
なぜ「健康・体・コンディション」が
お金以上に重要なテーマになりやすいのかを整理しました。

その流れで、もう一つ気になるのが、
「時間が増えれば、自然と健康になるのでは?」
という感覚です。

FIREという言葉には、
・働かなくていい
・自由な時間が増える
・無理をしなくて済む

といったイメージがつきまといます。
そのため、
「時間が増えれば、体調も良くなるはず」
と考えるのは自然だと思います。

ただ、実際の発信や話を見ていると、
時間が増えても、必ずしも体調が良くなるわけではない
という現実も見えてきます。

今回は、
なぜそうしたズレが起きるのかを、
時間と健康の関係から整理してみたいと思います。


「忙しさ」がなくなると、体調はどう変わるのか

現役で働いている間は、
忙しさそのものが生活のリズムを作ってくれています。

・起きる時間が決まっている
・外に出る理由がある
・ある程度、体を動かす

多少無理をしていても、
「忙しさ」が生活を回してくれる面があります。

FIRE後は、
その強制力が一気になくなります。

時間の使い方を
自分で決められるようになる一方で、
生活リズムを支えていた仕組みも消える
という状態になります。

この変化は、
体調やコンディションに
想像以上の影響を与えます。


時間が増えることで起きやすい変化

時間が増えると、
必ずしも「良い行動」が増えるとは限りません。

・寝る時間が不規則になる
・運動量が減る
・外出の頻度が下がる

仕事をしていた頃は、
無意識に保たれていた習慣が、
少しずつ崩れていくことがあります。

特に怖いのは、
悪化が急激ではなく、
ゆっくり進むことです。

大きな不調はないけれど、
「なんとなくだるい」
「気分が乗らない」
といった状態が続く。

時間が増えた結果、
体調の変化に気づきにくくなる、
という逆説的な状況も起こり得ます。


「余裕」と「健康」は別物

時間の余裕ができることと、
体調が良くなることは、
必ずしも同じではありません。

・余裕がある
・急かされない
・締切がない

こうした状態は、
ストレスを減らす効果はあります。

ただ、
ストレスが減ったからといって、
自動的に体調が整うわけではない。

FIRE後の生活では、
余裕があるからこそ、体を動かさなくなる
という現象も起こりやすくなります。

結果として、
気づかないうちに
コンディションが下がっていく、
というケースもありそうです。


健康は「時間があれば手に入るもの」ではない

ここまで整理すると、
一つはっきりしてくるのは、
健康は
時間の量ではなく、時間の使われ方で決まる
という点です。

・どんなリズムで1日を過ごすのか
・体をどのくらい使っているのか
・外との接点があるか

時間が増えても、
これらが整っていなければ、
体調が良くなるとは限りません。

FIRE後の健康を考えるとき、
「時間があるから大丈夫」
と考えてしまうこと自体が、
一つの落とし穴になりそうです。


未達成者の今だからこそ考えたい視点

FIRE未達成の立場で見ると、
「時間が増えたら健康になれる」
という期待は、
どこかで持ってしまいがちです。

ただ、
今の生活を振り返ってみると、
時間がある休日や連休に、
必ずしも体調が良くなっているとは限らない。

この感覚は、
FIRE後の生活を考えるうえで
一つのヒントになります。

大切なのは、
時間をどう確保するかではなく、
時間をどう構造化するか
なのかもしれません。


まとめ:時間が増えたあとに残る課題

FIRE後は、
確かに時間が増えます。

ただ、その時間は、
健康を自動的に良くしてくれる
魔法の資源ではありません。

・生活リズム
・体の使い方
・外との関係

これらを意識しないまま時間だけが増えると、
体調やコンディションは
むしろ不安定になる可能性もあります。

FIRE後の健康を考える第一歩は、
「時間が増えること」への過度な期待を手放し、
時間と体の関係を冷静に見ること
なのかもしれません。

タイトルとURLをコピーしました