はじめに
「インフレ」「為替」「株価暴落」に続く、FIRE×リスク管理シリーズ 第4弾 のテーマは 医療費・健康リスク です。
どんなに資産を築いても、健康を失えばFIRE生活の質は大きく損なわれます。さらに、医療費の増大は家計にも重くのしかかります。
FIREを目指すなら、資産形成だけでなく「健康を維持するための投資」も不可欠です。
日本における医療費の現状
- 公的保険制度があるため、自己負担は軽いと感じられがち
- しかし高齢になるにつれて医療費は確実に増加
- 入院や長期治療が必要になると、一時的に数十万円規模の負担もあり得る
FIRE生活では給与所得がない分、予想外の医療費が「資産取り崩しリスク」に直結します。
健康リスクがFIRE生活に与える影響
- 医療費増加:資産の取り崩しが加速
- 自由度の低下:やりたい活動が制限される
- 精神的負担:不安が生活の質を下げる
「資産があっても健康がなければFIREは楽しめない」というのは、多くの先輩FIRE実践者が共通して語るポイントです。
FIREと医療費リスクへの備え方
1. 予防医療への投資
- 定期健診・人間ドックで早期発見
- 運動習慣(ウォーキング・筋トレ・ヨガなど)を日常に組み込む
- 食生活改善(外食より自炊、栄養バランス意識)
「医療費を減らす最大の方法は病気にならないこと」です。
2. 保険の見直し
- 公的保険(高額療養費制度など)を理解しておく
- 民間保険は最低限でよいが、がんや長期入院に備えたい人は検討
- FIRE後は「保険を持ちすぎない」こともポイント
3. 医療費を織り込んだ資産設計
- 毎年一定額を「医療費枠」としてシミュレーションに入れる
- インフレと同じく「医療費も上がる」前提で余裕を持たせる
健康投資は「最高の利回り」
資産運用の利回りにこだわるのも大事ですが、健康投資はもっと直接的に生活の質を上げるリターンがあります。
- 健康であれば医療費が抑えられる
- 趣味や旅行など「やりたいこと」を制限なく楽しめる
- サイドFIREを選ぶ場合でも、元気なら働き続けられる
「健康は最大の資産」 という考え方は、FIREを目指す上で常に意識したい視点です。
ついついサボってしまう筋トレやストレッチ、ランニングなどにも取り組まないとと思いますね。
まとめ
FIREを支えるのは「資産」だけではなく「健康」でもあります。
- 医療費リスクは確実に訪れる
- 予防医療・保険の見直し・資産設計で備える
- 健康投資はFIRE生活を楽しむための最高のリターン
これまで4回にわたって「FIRE×リスク管理シリーズ」を取り上げてきました。インフレ、為替、株価暴落、医療費といったリスクを知り、備えることで、FIRE生活はより安心で充実したものになるはずです。
