FIRE達成には“勝負”が必要?それとも地道に?
「年間500万円も投資できたら10年で5,000万円。FIREも見えてきますよね」
……でも、そんなに投資できる人って、かなり限られますよね。
複利の力は確かに大きいけれど、時間と元本の壁は高いのいう現実もあるなと思います。
じゃあFIREって、やっぱり“大勝負”が必要なんでしょうか?
🔍 そもそもFIREに必要な資金って?
ざっくりとしたFIRE資産の目安は、以下のように言われます:
- 年間支出 × 25年分(4%ルール)
- 例えば年間300万円の生活費なら → 7,500万円
これを10年で貯めるとしたら、単純に毎年750万円の投資が必要。
20年としても毎年350万円となると相当な金額。。。汗
…現実にはなかなか厳しいラインですよね。
✅ FIRE達成者は何をしていたのか?
実際にFIREを達成した人たちの事例を見ると、「大勝負」をしていた人もいれば、そうでない人もいます。
共通しているのは、次のような“加速装置”を使っていたこと。
1. 収入アップ(本業 or 副業)
- 本業でとにかく出世を目指す
- 転職で年収を100万円単位で上げる
- ブログやSNS、YouTubeなどの副業
一発逆転ではなく、数年かけて収入源を育てるのがポイントなんだろうと思います。
ただ、コロナ禍があってYoutubeなどではなく、他社の仕事を実際に担う副業やスキマバイトに取り組む人も増えたと思いますが、まだこれでお金を作って投資してFIRE達成!というのはあまり聞かない気がします。
まだ市場自体ができたのが比較的新しいため、これからそういった方も出てくるのかもと思います。
2. 支出削減(固定費の見直し)
- 都心→郊外に引っ越し、家賃を抑える
- 車を手放す
- 外食・サブスクの削減
毎月5万円節約できれば、年間60万円の“利回り12%”に相当という考え方も。
こういった取り組み事例もよく記事などでは見ますが、郊外へ引っ越しはリモートができるなど仕事環境に左右されるため、誰もができるものではないですよね。安いところに引っ越すくらいならOKかなと思っています。
車もどうなんでしょうね。。。都心部ではそもそも持っていない人も多いと思いますので、ご家族がいて車も買っていたという方が固定費などを見て、レンタルやカーシェアへ変更というのはあるかもです。
サブスクは結構聞きますよね笑
私も思い切って何個か止めてみましたが、不便かなと思いましたが、気持ち的なスッキリの方が上回っている印象です笑
3. 資産運用の最適化
- 手数料の安いインデックス投資を徹底
- 積立NISAやiDeCoなど非課税口座をフル活用
- 高配当株やREITでインカム戦略をミックス
🌤 追い風があった人もいる
正直に言うと、「相場の追い風」を受けてFIRE達成した人もいるなーと感じています。
たとえば、アベノミクス初期に日本株に投資していた人は、その後の株価上昇で資産が一気に増えました。
米国株も同様で、2010年代の上昇相場をフルに享受できた人は、「複利の魔法」にブーストがかかっていたと思います。
これは運の要素もありますが、相場の流れに素直に乗っていたという意味では、ひとつの戦略とも言えますね。
じゃあ次はなんでしょうか・・・?
ここが見えたら苦労はないのかもですが笑
いやー、追い風受けたい!笑
でもそのためには帆を張っておく必要がありますよねー。
やっぱり次はどこ?ここに戻ってきます笑
💡 “突破力”が必要なタイミングもある
ずっとコツコツでも資産は増えます。
でも、FIREを「早く」達成したい場合には、何かしらの“突破口”が必要なのも事実。
- 会社員をしながら副業ブログを3年継続→月10万円収益化
- 転職で年収+200万円、そこから毎月10万円多く投資
- 支出の最適化+一部節税で投資可能額を拡大
こうした「収入を増やして投資に回す」成功例が多く、リスクを最小限にしながら“攻める期間”を持つのが王道です。
🏁 結論:FIREに“勝負”は不要。でも“戦略”は必要。
FIREを目指すうえで、「リスクを取って一発当てる」という発想は基本的にはNG。
でも、「収入を増やすための行動」や「生活を見直す工夫」など、一歩踏み出す“ミニ勝負”は必要だと感じます。
あくまでも様々なFIRE達成者の記事を見てきただけで書いているので、
実は表に出ていないことも多くあるんでしょうが、王道としては以下のことがありそうです。
- 転職で年収を上げたり
- 支出を見直して投資額をキープしたり
- ブログや副業で月数万円を作って投資に回したり
そんな“小さな加速”の積み重ねで、FIREに近づいていると思っています。
「もう少し投資額を増やすには?」
「今の生活で、何を変えられる?」
そんな問いを続けながら、前進していけたらうれしいです。

