FIRE後のお金の使い方について考えていると、
「これは失敗だった」「これは後悔している」という話と同時に、
「これは使ってよかった」という声も目にするようになります。
もちろん、価値観は人それぞれです。
ただ、いろいろな発信を見ていく中で、
満足度が高そうな支出には、いくつか共通点があるように感じます。
私はまだFIRE未達成者ですが、
だからこそ「事前に整理しておきたいテーマ」でもあります。
今回は、
FIRE後に「お金を使ってよかった」と感じやすい支出について、
達成者の考え方や傾向をもとに、
未達成者の視点で整理してみたいと思います。
FIRE後に満足度が高い支出に共通する前提
まず前提として感じるのは、
満足度が高い支出は、
金額の大小や贅沢さとはあまり関係がないという点です。
・高いから良い
・安いから正解
・節約できたから満足
こうした単純な話ではなく、
「FIRE後の自由な生活とどう噛み合っているか」
が重要になっているように見えます。
言い換えると、
お金を使った結果、
「生活の質」や「選択の幅」がどう変わったか、
そこに評価軸が移っている印象です。
共通点① 時間の使い方が変わる支出
最もよく見かける共通点が、
時間の使い方に影響する支出です。
・移動や待ち時間を減らす
・面倒な作業を外注する
・自分がやらなくていいことを手放す
FIRE後は、
「時間はあるはずなのに、無駄に消えていく」
という状況が起こりやすいとも言われます。
だからこそ、
時間の使い方が改善される支出は、
金額以上の価値を感じやすいのだと思います。
未達成者の立場で考えても、
FIRE後に後悔しにくい支出を考えるなら、
まず「時間」が一つの軸になりそうです。
共通点② 健康・コンディションを支える支出
次に多いのが、
健康や体調管理に関わる支出です。
FIRE後は自由な時間が増える一方で、
体調を崩すと、その自由を活かせなくなります。
・睡眠の質
・運動習慣
・ストレスの軽減
これらに関わる支出は、
短期的なリターンが分かりにくい反面、
後から「やっておいてよかった」と感じやすいようです。
お金と違って、
健康や体力は後から取り戻しにくい。
この点は、FIRE前から意識しておきたい共通点だと感じます。
共通点③ 選択肢を増やす支出
三つ目の共通点は、
選択肢を増やす支出です。
・住む場所の自由度
・人とのつながり
・働き方や関わり方の幅
FIRE後の安心感は、
「何もしない自由」だけでなく、
「いつでも別の選択ができる状態」
から生まれることが多いように見えます。
選択肢を増やす支出は、
普段は効果を実感しにくいものの、
必要になったときに強い価値を発揮します。
未達成の今だからこそ、
「これは選択肢を広げるか?」
という視点を持っておく意味は大きそうです。
なぜこれらの支出は後悔しにくいのか
ここまで挙げた支出に共通するのは、
単なる消費ではなく、
環境や前提条件を整える支出
である点です。
・生活の前提が変わる
・ストレスが減る
・判断が楽になる
第6回で整理した
「判断軸(時間・健康・選択肢)」
と重ねて考えると、
後悔しにくい理由も見えてきます。
お金を使った結果、
何かを「買った」よりも、
何かが「楽になった」「広がった」。
その変化が、満足感につながっているように感じます。
まとめ:未達成の今だからこそ整理しておきたいこと
FIRE後に
「お金を使ってよかった」と感じやすい支出には、
ある程度の共通点がありそうです。
・時間の使い方が変わる
・健康や体力を支える
・選択肢を増やす
これらは、
FIRE達成後に初めて考えるものではなく、
未達成の今から意識しておくことで、
判断がしやすくなるテーマでもあります。
FIRE後のお金の使い方に不安があるなら、
「使う・使わない」ではなく、
何を良い支出と定義するか
を先に決めておく。
それだけでも、
将来の迷いはかなり減るのかもしれません。
次回は、
「FIRE後に“使わなくてもよかった”と感じやすい支出の特徴」
について、同じく整理してみる予定です。
引き続き、一緒に考えていきましょう。

