はじめに
FIREを目指していると、
「できるだけお金は投資に回したい」
「今使うより、将来の自由を優先したい」
という気持ちが強くなりがちです。
その一方で、こんな疑問も浮かびます。
旅行、体験、思い出にお金を使う意味ってあるのだろうか?
それはFIREの遠回りにならないだろうか?
今回は、
体験への支出=“思い出投資”
という視点から、FIREとの関係を整理してみたいと思います。
体験への支出は「ムダ」に見えやすい
体験への支出は、形に残りません。
- 旅行
- イベント
- 趣味
- 家族との時間
終わってしまえば、手元に残るのは記憶だけです。
そのため、
- リセールできない
- 資産にならない
- 数字で測れない
という理由で、
FIREを目指す人ほど「削る対象」になりやすい支出でもあります。
でも、体験は“時間の投資”でもある
ここで少し視点を変えてみます。
FIREの本質は、
お金そのものではなく、時間の自由を手に入れること。
そう考えると、体験への支出は、
将来のためだけでなく、
今の時間の質を高める投資
とも言えます。
特に、
- 健康
- 人間関係
- 視野
- 価値観
に影響する体験は、
FIRE後の満足度にもつながりやすいと感じています。
思い出投資がFIREと相性がいい理由
① 記憶は長く残り、繰り返し価値を生む
物は劣化しますが、
良い体験の記憶は、何度も思い出せます。
- 写真を見る
- 誰かに話す
- ブログに書く
こうした形で、
同じ体験が何度も満足感を生むことがあります。
これは、
一度使って終わりの消費とは少し違う点です。
② 体験は「比較」を減らしてくれる
モノへの支出は、どうしても比較を生みます。
- もっと良いものがあった
- 上には上がいる
一方、体験は基本的に「自分だけのもの」。
- 誰かと比べにくい
- 正解がない
という特徴があります。
FIREを目指す過程では、
他人との比較がストレスになることも多いため、
この点は意外と重要です。
③ 体験はFIRE後の生活をイメージしやすくする
FIRE後、
「時間ができたら何をしたいか?」
を具体的に思い描けているでしょうか。
体験にお金を使うことで、
- 自分は何が楽しいのか
- 何に時間を使いたいのか
- 逆に、興味がないことは何か
が少しずつ分かってきます。
これは、
FIRE後の“空白”を埋める準備
とも言えます。
すべての体験が「投資」になるわけではない
もちろん、
体験への支出なら何でも正解、というわけではありません。
- 惰性で参加する
- SNS映え目的だけ
- 疲れるだけで何も残らない
こうした体験は、
結果的に「消費」や「浪費」に近づくこともあります。
大事なのは、
体験の中身よりも、向き合い方だと感じています。
思い出投資かどうかを見分ける3つの問い
自分なりに、こんな問いを立てています。
① 後から思い出したくなるか?
② 誰かに話したくなるか?
③ 自分の考えや行動が少し変わったか?
このどれかにYESがあれば、
その体験は「思い出投資」だった可能性が高いです。
FIREを目指すからこそ、体験の質が重要になる
FIREを目指す過程では、
- 時間が限られている
- お金も制約がある
だからこそ、
**体験の「量」より「質」**が大切になります。
- 何でも参加するのではなく
- 本当に興味のあるものを選ぶ
- 小さくても満足度の高い体験を積む
これは、
FIRE後の生活設計にもそのままつながっていきます。
まとめ
体験にお金を使うことは、
FIREの遠回りになるどころか、
FIRE後の満足度を高める準備になる可能性があります。
ただし、
すべての体験が投資になるわけではありません。
- 何が自分に残ったか
- どう感じたか
- 次にどう活かせそうか
を振り返ることで、
体験は単なる消費から「思い出投資」へと変わります。
FIREを目指す道の途中でも、
今の時間をまったく犠牲にする必要はありません。
私自身も試行錯誤しながらですが、
「将来の自由」と「今の充実」のバランスを、
これからも探していきたいと思っています。

