高配当ETFとは何か。個別株との違いやメリット・デメリットを整理し、配当投資における選択肢として解説します。
ここまでのシリーズでは、
・連続増配株
・累進配当
・商社株
・通信株
・銀行株
・保険株
といったテーマを整理してきました。
ここまで読んでいただいた方の中には、
「配当投資には興味があるけれど、個別株を選ぶ自信がない」
と感じる方もいるかもしれません。
実際、
・どの銘柄を選べばいいか分からない
・業績を分析するのが難しい
・1社に集中するのが不安
という悩みは珍しくありません。
そんな時によく候補に挙がるのが、
👉 高配当ETF
です。
今回は、
👉 「高配当ETFとは何か」
について整理してみたいと思います。
ETFとは何か
まずETFとは、
👉 上場投資信託
のことです。
簡単に言うと、
複数の企業にまとめて投資できる商品です。
例えば、
1つのETFを購入するだけで、
数十社から数百社に分散投資できる場合があります。
高配当ETFとは何か
高配当ETFは、
👉 高配当株を中心に集めたETF
です。
つまり、
個別株を1社ずつ選ぶ代わりに、
高配当企業のパッケージ商品を購入するようなイメージです。
なぜ人気なのか
高配当ETFが人気な理由は、
非常に分かりやすいです。
👉 「分散投資しながら配当を受け取れる」
からです。
個別株投資では、
1社の業績悪化で配当が減る可能性があります。
しかし、
ETFは複数企業を保有しているため、
影響を分散できます。
人気の理由① 銘柄選びが不要
個別株投資では、
- 決算を見る
- 配当方針を見る
- 業績を確認する
必要があります。
一方で高配当ETFは、
👉 ETF運営会社が銘柄を選定
してくれます。
そのため、
初心者でも始めやすいという特徴があります。
人気の理由② 分散投資がしやすい
例えば、
商社株だけに集中していると、
資源価格の影響を受けます。
銀行株だけに集中していると、
金利環境の影響を受けます。
その点、
高配当ETFは、
👉 業種を分散できる
ことが魅力です。
人気の理由③ 手間が少ない
配当投資を続けると、
企業分析や決算確認に時間がかかります。
ETFであれば、
👉 管理の手間が少ない
というメリットがあります。
有名な高配当ETF
高配当ETFには、
日本株に投資するものも増えています。
例えば、
NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信
や
NF・日本株高配当70 ETF
などは、
高配当株への分散投資手段として知られています。
また、
東証には複数の高配当ETFが上場しており、
- 商社株
- 銀行株
- 通信株
- 保険株
などを含めた形で投資できる商品もあります。
そのため、
👉 「どの高配当株を選べば良いか分からない」
という人にとっては、
高配当ETFが有力な選択肢になることもあります。
高配当ETFの注意点① 大きな当たりは出にくい
個別株の場合、
優良企業を見つけられれば、
大きなリターンにつながる可能性があります。
一方でETFは、
👉 平均点を狙う投資
です。
そのため、
大きな成功も失敗も起きにくくなります。
高配当ETFの注意点② 信託報酬がかかる
ETFには、
👉 信託報酬
という運用コストがあります。
通常は大きな負担ではありませんが、
ゼロではありません。
高配当ETFの注意点③ 自分で銘柄を選べない
ETFの魅力は分散ですが、
逆に言えば、
👉 自分が好きな企業だけに投資できない
ということでもあります。
例えば、
商社株を厚めに持ちたいと思っても、
ETFでは自分で調整できません。
個別株とETF、どちらが良いのか
結論としては、
👉 どちらにも魅力があります。
個別株
- 自分で企業を選べる
- 配当利回りを高めやすい
- 勉強になる
ETF
- 分散しやすい
- 手間が少ない
- 初心者向き
という違いがあります。
実際には組み合わせる人も多い
配当投資家の中には、
👉 ETFと個別株を併用する人
も多くいます。
例えば、
- ETFを土台にする
- 好きな個別株を追加する
という形です。
これは、
リスク分散と楽しさの両方を得られる方法でもあります。
投資思考とのつながり
投資思考シリーズでは、
👉 「完璧な正解を探さない」
というテーマを扱ってきました。
高配当ETFも同じです。
個別株かETFかを白黒で考えるのではなく、
👉 「自分に合う方法を選ぶ」
ことが重要です。
ちなみに、
私は一時期やっていたことはありますが、
個別株を選ぶのが楽しいなと思い、
今はETFは買っていないという状態ですが、
これはこれでありかなとは思っています。
未経験者が最初に意識したいこと
配当投資を始める場合、
まずは
👉 「続けられるか」
を重視する方が良いかもしれません。
個別株分析が楽しい人もいれば、
手間を減らしたい人もいます。
そのため、
自分の性格に合った方法を選ぶことが大切です。
まとめ:高配当ETFは「配当投資の入口」にもなる
高配当ETFは、
👉 複数の高配当企業にまとめて投資できる商品
です。
- 分散投資
- 手間の少なさ
- 始めやすさ
が魅力です。
一方で、
- 個別株ほど自由度は高くない
- 平均的な結果になりやすい
という特徴もあります。
その意味で高配当ETFは、
👉 「個別株投資の代替」
ではなく、
👉 「配当投資の有力な選択肢の一つ」
として考えると分かりやすいのかもしれません。
特に、
これから配当投資を始める人にとっては、
最初の一歩として検討する価値のある方法と言えそうです。
