ここまでのシリーズでは、
・資産形成とは何か
・いつから始めるべきか
・いくらから始めるべきか
・どんな方法があるのか
といったテーマを整理してきました。
ここまで理解すると、
次に気になるのは
「失敗しないためにはどうすればいいのか」
という点ではないでしょうか。
資産形成は長期で取り組むものだからこそ、
一度の失敗が
その後の行動に大きく影響することがあります。
今回は、
よくある失敗パターンを整理しながら、
長く続けるための視点を考えてみたいと思います。
失敗① 最初から大きく始めすぎる
資産形成を始めるときに多いのが、
最初から気合を入れすぎる
パターンです。
・高い目標を立てる
・生活を大きく切り詰める
・無理な金額を投資に回す
こうした行動は、
短期ではうまくいっても、
長期で続きにくくなります。
資産形成は
数ヶ月で終わるものではないため、
無理なく続けられる設計
の方が重要です。
失敗② 目的が曖昧なまま始める
何のために資産形成するのかが
曖昧なまま始めると、
・方針がぶれやすい
・続ける意味を見失いやすい
という状態になりがちです。
例えば、
・老後資金を作りたい
・FIREを目指したい
・将来の選択肢を増やしたい
目的によって、
必要な金額も
取るべきリスクも変わります。
そのため、
「なぜやるのか」
をある程度整理しておくことが
重要になります。
失敗③ 短期で結果を求めすぎる
資産形成は、
どうしても
時間を味方につける世界
です。
ただ始めたばかりの頃は、
・すぐ増えてほしい
・成果を実感したい
という気持ちが出やすいものです。
その結果、
・短期売買に走る
・焦って方針を変える
・期待外れでやめてしまう
といったことも起こります。
失敗④ 理解しないまま始める
最近は情報も多く、
・とりあえずNISA
・とりあえず積立
という形で
始めることも増えています。
もちろん、
小さく始めること自体は
悪いことではありません。
ただ、
仕組みを理解しないまま始める
と、
・値下がり時に不安になる
・想定外の動きでやめる
といったことにつながりやすくなります。
失敗⑤ 他人と比較しすぎる
資産形成では、
・SNS
・ブログ
・YouTube
などで
他人の状況が見えやすくなっています。
そのため、
・自分は少なすぎるのでは
・もっと投資すべきでは
・あの人の方が成果が出ている
と比較してしまうこともあります。
ただ、
資産形成は
・収入
・支出
・目標
・年齢
によって前提が大きく異なります。
そのため、
他人との比較はあまり意味を持たない
ことも多いです。
失敗の多くは「方法」より「考え方」
ここまで見てくると、
面白いのは
失敗の多くが商品選びではない
という点です。
・無理な設計
・曖昧な目的
・短期思考
・理解不足
つまり、
失敗の多くは
考え方や進め方
に起因しています。
投資思考とのつながり
この点は、
これまでの投資思考シリーズとも
つながっています。
資産形成は、
正しい商品を選べば終わり
ではなく、
長期で続けられる判断を積み重ねること
でもあります。
その意味では、
資産形成の成否を分けるのは
知識だけではなく、
思考の土台
なのかもしれません。
まとめ:失敗しないために必要なのは「続けられる設計」
資産形成でよくある失敗を整理すると、
・無理をする
・焦る
・比較する
・理解不足で進める
といったパターンが見えてきます。
裏を返せば、
続けられる設計をすること
が重要とも言えます。
・無理のない金額
・納得できる目的
・理解したうえで始める
・長期で考える
こうした土台があれば、
大きな失敗は
かなり避けやすくなります。
資産形成は、
「うまくやる」ことよりも、
「やめないこと」
の方が重要なのかもしれません。
